箱根 彫刻の森美術館

開催情報

彫刻の森研究所
会期:2016年4月29日(金・祝)〜
会場:マルチホール

当研究所は、彫刻作品をより深く理解し、より楽しく鑑賞することを目的に活動しています。
彫刻の「そざい」「かたち」「くうかん」をさまざまな方法で分析し、日々研究を重ねています。みなさんも是非研究に参加し、彫刻に対する理解を楽しく深めていただければと思います。そして研究の後は、「近代彫刻コレクション」や野外彫刻をじっくり鑑賞してみてください。彫刻との新たな出会いがあるかもしれませんよ。

スタディ1: 彫刻になってみる
台座に上がってポーズをとると、目の前のスクリーンに彫刻になった自分が映し出されます。
思い思いのポーズをとって、彫刻になりきってみましょう。

スタディ2: 声の彫刻
マイクに向かって声や音を発すると、それに対応して様々な『かたち』が生まれます。
いろいろな声や音を出して、様々な『声の彫刻』を生み出しましょう。


井上 涼 《3年3組 彫刻クラス》
展示作品リスト


plaplax(近森基+久納鏡子+筧康明+小原藍)
2002年頃よりコラボレーションを開始。主にインタラクティブアート分野における作品制作を手がける一方、病院や地下道などの公共空間、商業スペースやイベント等での空間演出や展示造形、映像コンテンツ制作、インタラクティブシステム開発、大学や企業と共同での技術開発など幅広く活動している。Ars Electronica(オーストリア)、SIGGRAPH(アメリカ)、ポンピドゥセンター(フランス)、文化庁メディア芸術祭(日本)、東京都写真美術館(日本)など、国内外で数多く作品を発表。
近代彫刻にみる革新
〜コレクションより〜
2015年5月23日(土)〜
会場:マルチホール


ウンベルト・ボッチオー二《空間の中の一つの連続する形》

コンスタンティン・ブランクーシ《接吻》

メダルド・ロッソ《笑う女》

 ヨーロッパの19世紀は近代的な市民社会が育ち、芸術の後援者も教会や王侯貴族から富を蓄えた中産階級へと移った時代でした。画家の意識にも変化が訪れ、神話や聖書の物語に題材をとった歴史画だけではなく、肖像画、風景画も数多く描かれ、作品には自己表現や現実社会への関心が色濃く反映されるようになりました。さらに19世紀後半には、自然のある瞬間を見えるままに描こうとした印象派の登場で、絵画は芸術家一人ひとりが独自の表現を追求して、多様に展開していく近代への道を歩み始めます。
 一方、彫刻は、ルネサンス期を最後に長い間保守的で活気のない時代が続きました。この停滞を破り、彫刻に近代への夜明けをもたらしたのがオーギュスト・ロダン(1840‐1917)です。ロダンは一人の人間としての感情を大切にし、人間の生命力と知覚に訴える強い表現を打ち出しました。その芸術観は後の世代に大きな影響を与え、彫刻家たちは伝統や制約にとらわれない新鮮な息吹を持つ作品を次々と生みだしました。ロッソは光が彫刻に及ぼす効果を考え、印象主義的な手法を取り入れます。ブランクーシは、ものの外観を超えた本質を見出そうとし、ボッチオーニは、残像に形を与えることで運動や時間の感覚までも表現しました。こうして様々な手法が試されて彫刻は抽象化し、新しい時代への道を歩んでいきます。
 ここに展示された近代彫刻は、革新性に溢れています。近代の彫刻家たちの挑戦が、現代彫刻への扉を開けたのです。

◇展示作品 10点

ウンベルト・ボッチオ―二 《空間の中の一つの連続する形》
アメデオ・モディリア-二 《頭部》
コンスタンティン・ブランクーシ 《接吻》
アルベルト・ジャコメッティ 《腕のない細い女》
メダルド・ロッソ 《世話やきの老女》
メダルド・ロッソ 《笑う女》
ヘンリー・ムーア 《着衣の横たわる像》
ヘンリー・ムーア 《直立/内なるかたちと外なるかたち:花》
ヘンリー・ムーア 《ピクチャーフレーム:母と子》
ヘンリー・ムーア 《膝から上の女》

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