箱根 彫刻の森美術館

常設作品紹介

ウンベルト・ボッチオーニ

ウンベルト・ボッチオーニ(イタリア、1882-1916)

「空間の中の一つの連続する形」1913年

ブロンズ、110×90×42㎝

現存するボッチオーニの作品は4点だけで後は失われた。4点のうちでもこの作品は、ボッチオーニの彫刻の到達点であり、未来派の彫刻の頂点でもある。疾走する人体の躍動を、その一瞬を切り取って静止した像を作るのではなく、いかにして運動、周囲の空間との関係、時間などを同時に表現するか、熟考の末このような造形となった。ボッチオーニによって、彫刻は運動や時間の感覚までも表現し始めた。