彫刻の森美術館

常設作品紹介

一覧に戻る

猪熊弦一郎  (日本  1902-1993)

「音の世界」1979

モザイク(ガラスタイル) 500×1000 cm

1938年から40年まで渡仏し、マティスに教えを受ける。1955年から20年間ニューヨークに滞在する。渡米を機に作風は抽象へと変化する。1975年に帰国してからは、ハワイと日本のアトリエを行き来し、鳥、動物、手、顔などを題材に、それらが浮遊する澄明な色彩と明快なリズムを持った抽象絵画を制作し続けた。また、芸術は全ての人に開かれているべきと考え、公共空間にステンドグラスや壁画を制作している。この作品もそのひとつで、大胆な色や形が力強い。