ミーツ・アート 森の玉手箱

彫刻の森美術館

足立喜一郎 プロフィール


足立喜一朗 Kiichiro ADACHI 
1979年 大阪府生まれ、東京を拠点に活動
2004年 多摩美術大学美術学部環境デザイン学科卒業
2010年 釜山ビエンナーレ2010「Living in Evolution」(韓国)
2011年 「Trans-Cool TOKYO」(シンガポール美術館・台北市立美術館などを巡回)
2013年 個展「never die」(hpgrp gallery、東京)

展示作品
「LIFE BALANCER no.01」  鉄、FRP、ベアリング、植物、土、ミクストメディア
私たちは命の重さは平等だと訴えますが、実際のところはどうでしょうか。私利私欲の為に動植物の命を奪い、一方では希少種だから頭のいい生き物だからといって保護したりします。それは倫理観、宗教観などによって左右されるのかもしれません。これは命の重さをはかる為の天秤です。今日もその違いがこの天秤を揺らしています。


「シャンデリア」 ミラー、モーター、歯車、プーリー、ベルト、鉄、ミクストメディア
静寂の中でモーター音をたてながら複雑に回転するミラーボール。それはミラーボールという世俗的な象徴から逸脱した存在になりえるのか。世俗と神聖、それは紙一重であったりします


「パラボラ」 ミラー、モーター、プーリー、ベルト、鉄、ミクストメディア
晴れた日に樹々の下を歩けば、枝葉の隙間から光の筋が伸び地面をゆらゆらと照らす。それは何かしらの神聖さを帯びていて、少しだけ特別な体験であったりします。その神聖さだけを抽出することはできるのか。これは木漏れ日を作る装置です。