略歴

鋤田正義 略歴

 1938年福岡県に生まれる。日本写真専門学校卒業後、棚橋紫水氏に師事。1963,68年APA賞受賞。広告代理店大広を経て、1965年上京。デルタモンドで広告分野における実績を築き1970年にフリーとなる。1969年のウッドストックのコンサート以来、サブカルチャーに興味を持ち、ニューヨークやロンドンに撮影に出掛ける。 1970年、ニューヨークで寺山修司に出会い、撮影させてもらう。1971年に「書を捨てよ町へ出よう」撮影監督。1972年T-REXに関心を抱き単身渡英し、独自の撮影に成功。同時期にデヴィッド・ボウイとも出会い、その後現在まで撮影を続ける事となる。その中の一枚が1977年『ヒーローズ 』のジャケット写真に採用された。
 広告ではCM撮影、写真集。映画では、ジム・ジャームッシュ、是枝裕和作品などのスチール撮影も手がける。音楽では国内外数多くのアーティストを撮影し、その信頼は厚く、多くのアーティストたちから支持されている。
 そして現在も現役で多くの撮影に携わっている。

【主な写真展】

1972年 「T.REX写真展」 西武百貨店渋谷店 (東京)
1992年 「PICTURE SHOW写真展」 キリンプラザ大阪 (大阪)
1999年 「ワンダフルライフ写真展」 ロケット (東京)
「T.REX写真展」 ギャラリー・ル・デコ (東京)
2002年 「MARC BOLAN & T.REX The Essential Collection」 写真出品 プラウド・ギャラリーズ(ロンドン)
2006年 鋤田正義展「シャッターの向こう側」 クリエイションギャラリーG8/ガーディアン・ガーデン(東京)
2009年 「Who Shot Rock & Roll」 ブルックリン・ミュージアム参加 (NY)
2010年 「YELLOW MAGIC ORCHESTRA × SUKITA 未発表写真展」 ギャラリー3331 ARTS Chiyoda (東京)
2011年 「東京画」 KLEE Inc.写真展参加 (東京)
2012年 「東京画」 (NY)
「RETROSPECTIVE SOUND & VISION」 東京都写真美術館 (東京)、三菱アルティアム (福岡)
「きれい」 渋谷パルコミュージアム (東京)、名古屋パルコ (名古屋) 、パルコ福岡 (福岡)
「BOWIE X SUKITA Speed of Life」 ポール・スミス・スペースギャラリー (東京)、モスグリーンギャラリー
(メルボルン)、ポール・スミス京都三条 (京都)
「RETROSPECTIVE SOUND & VISION + きれい」 心斎橋ビッグステップ(大阪)
2013年 「DAVID BOWIE by MASAYOSHI SUKITA」 SNAPギャラリー (ロンドン)
「鋤田正義 RETROSPECTIVE SOUND & VISION」 京都舞鶴赤煉瓦倉庫 (京都)
「デヴィッド・ボウイ回顧展”David Bowie Is” by V&A Museum」 参加 (ロンドン) ※現在も各国巡回中
2014年 「TIME David Bowie by Masayoshi Sukita」 青山スパイラル (東京)
2015年 「David Bowie par Masayoshi Sukita」 La Galerie Stardust (パリ)
「DAVID BOWIE “HEROE Sfotografie di Masayoshi Sukita」 ONO Arte Contemporanea (ボローニャ)

【主な作品集】

1992年 「氣 デヴィッド・ボウイ」
1999年 「映画ワンダフルライフ - その登場人物たちと撮影現場の記録」
2001年 「鋤田正義画像集『波』 - 好きという思いをひもとく数十篇の小文とともに」
2007年 「T.Rex 1972 Sukita」
2010年 「Y.M.O. × SUKITA」
2012年 「鋤田正義 サウンドアンドヴィジョン」
「忌野清志郎写真集 『SOUL』」
「David Bowie × Masayoshi Sukita Speed of Life」
「THE SHOOT MUST GO ON 写真家鋤田正義自らを語る」 など多数