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中学2年生の時、父親のカメラを譲り受け写真部に入部。
大学時代は学生運動や返還前の沖縄をドキュメントし、また、時間を見つけては銀座の写真ギャラリーに入りびたりプロの写真家と交流を持った。この頃、中学時代の同窓生と作ったバンド活動の中、ジャズフルーティストのハービー・マンに傾倒していたことから『ハービー』がニックネームになる。他にポールやジェフ、スティーブがいた。2010年のヒット曲「崖の上のポニョ」の大橋のぞみの後ろにいる藤岡藤巻なる男性ユニットがこのポールとジェフである。 大学卒業後、“すべての時間を写真に専念し、自らを試したい”という思いからロンドンに出発。1975年より、イギリスの写真家集団“クオリティ・オブ・ライフ”に唯一の日本人写真家として参加。この活動で1977年、ロンドンにある国立劇場で大規模なグループ展を開催。また、パンクムーヴメントが吹き荒れるロンドンでパンクロックバンドのメンバーたちを撮影。当時の世相を記録するようになる。ロンドン滞在中は日本で果たせなかった様々な夢や被写体に恵まれ、当時半年の予定の渡英が10年近くに及ぶこととなった。 帰国後、ロンドンのミュージシャンのポートレートが高く評価され、日本のロックミュージシャンの撮影も多く手がけるようになる。アーティストから市井の人々を撮り、優しいトーンのモノクローム作品に多くのファンを持つ。また、写真家としてだけではなく、ラジオやテレビのパーソナリティ、エッセイ執筆、作詞、トークショーなどジャンルを越え幅広い活動で人気を得ている。 主な写真集
『LONDON-AFTER THE DREAM』(流行通信社/1985年)『代官山17番地』(アップリンク/1998年) 『DISTANCE-LEICA・LIVE・LIFE』福山雅治写真集(アミューズブックス/1999年) 『peace』(アップリンク/2003年) 『HOPE 空、青くなる』(講談社/2009年) 『1970年、二十歳の憧憬』(求龍堂/2010年) 主な写真展
1977 「QUALITY OF LIFE」(グループ展) National Theatre/London1994 「LEICA LIVE LIFE 福山雅治ツアードキュメント写真展」渋谷パルコ 他巡回 2002 「peace」ライカ・ギャラリー東京/銀座 2007 「PHOTO STAGE Ⅱ~出会いの記憶」(グループ展)植田正治写真美術館/鳥取 他巡回 2009 「『ポートレイツ・オブ・ホープ』~この瞬間を永遠に~」川崎市民ミュージアム 2010 「1970年、二十歳の情景」品川キャノンギャラリーS |
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