常設作品紹介
ブロンズ、塗料 600×500×200 cm
レジェは、他の作家たちが高度に機能化していく近代社会に生きる人間の未来を憂慮するのとは違い、近代の機械文明と素朴な人間生活の調和を夢見た。晩年には建築との共同を目的とするモニュメントを手がける。躍動感あふれるこの作品は、レジェが作った模型をもとに、高さ6メートルの規模に拡大された。花びらが頭、手足となって、まるで太陽に向かって堂々と行進しながら、カとエネルギーに満ちた文明社会の未来を賛美しているかのようである。