常設作品紹介
ブロンズ、塗料 231×62×33 cm、244×53×41 cm
ヘップワースは、《ふたつの形》について「ひとつの生物が他の生物のそばにいる時の、両者の優しい関係を表わしている」と語る。抽象的な形の構成であるが、この作品には寄り添うように立つふたりの人間のような風情がある。柔らかな曲線で縁取られたふたつの形の間には、程よい緊張感と優しい空気が流れている。上部に穿たれた穴は後ろまで突き抜けて、風景の中に溶け込む。穴は彩色され、窪みそれ自体よりももっと奥深い海や空を想像させる。