彫刻の森美術館

常設作品紹介

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松原成夫  (日本  1944-2012)

「宇宙的色彩空間」1968

鉄、塗料 200×200×10 cm(12個)

松原は、「物体を並列させることで空間がつながり、屋外の自然と融合して秩序のある宇宙空間が生まれる」と語る。この作品では同じ大きさの正方形を1列に並べ、赤、黄、緑、青と虹色に移り変わる色をつけた。12色の変化がリズムとハーモニーを生み出して、まるで音でも聞こえてきそうな色彩の小宇宙を作っている。この作品は、人々の気持ちを和ませる環境彫刻として、また作家の造形の意図を越えて、遊戯造形としての役割も果たしている。