常設作品紹介
ブロンズ 237×207×115 cm
独特のユーモアのセンスを持って見つめられた人間像は、幾何学的な形態と組み合わされる。これら人体の一部分、胸や脚や腕は、実際よりかなり大きいスケールに拡大されることが多い。この作品は、アーミテージが芸術家会議に招待作家として出席するため、1967年から2年間ベルリンに滞在した後に作られた。当時は、1961年に旧東西ベルリン境界線に壁が築かれ、政治的に緊張した時期であった。その状況に対する同情と批判が、この生命力にあふれる古代エジプト彫刻のような両腕に込められている。