彫刻の森美術館

常設作品紹介

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ジョージ・リッキー  (アメリカ  1907-2002)

「2本の垂直線、箱根」1965-1976

ステンレス・スティール 650×50×610 cm

2本の三角柱の直線が重なったり、離れたり、風を受けるたびに異なる動きを見せる。円弧を描く動きは180度の範囲に制限され、優雅でありながら鋭い。リッキーはこのようなきわめてシンプルな線による作品を、線の数や色を変え、幾つも制作している。また多くの部分から成るシャンデリアのような複雑な形の作品や、面を構成した作品も数多く作っている。1945年に最初のモビールを試作し、金属のキネティック彫刻を制作し始めたのは1950年であった。