常設作品紹介
ブロンズ 200×168×72 cm
2匹の野うさぎが十字架の上で、ボクシングかダンスでもして戯れている様な楽しい作品である。野うさぎは、神話や文学、芸術の中で様々な形で登場する。フラナガンの2匹のうさぎは、しなやかで活力にあふれた肢体を持ち、耳を立て人間のように2本の足で力強く立ち上がる。野うさぎの彫刻に、フラナガンはどんな教訓や寓意を秘めたのであろうか。1960年代後半から70年代にかけてコンセプチュアルな作品を制作するが、1980年代初頭から動物の具象作品に転向した。