箱根 彫刻の森美術館

常設作品紹介

アルベルト・ジャコメッティ

アルベルト・ジャコメッティ(スイス、1901-1966)

「腕のない細い女」1958年

ブロンズ、60×8×20cm

モデルとの間には、作家にとって越えがたいと感じられる距離があり、その距離に隔てられるとモデルは痩せ細って見える。間に「見えるもの」の正確な再現を追求した結果、指の跡も生々しい突き詰めた人間表現となった。